2月19日 19:00からテレビ朝日で放送される「林修の今知りたいでしょ!」。
今回のテーマは、私たちの常識を根底から覆す「昭和の常識と令和の新常識」です。
「傷は乾かして治す」「鼻血は上を向く」これら、昭和世代(そして平成初期世代)にとっては、親や先生から教わった「当たり前」でしたよね。
しかし、令和の医療現場では、これらの常識は「間違い」どころか「やってはいけないこと」に変わっているのです。
今回は、番組の予習・復習も兼ねて、特に衝撃的な4つの医療・健康常識のアップデートについて、なぜ変わったのか、どうするのが正解なのかを、昭和の思い出と共にじっくり深掘りしていきます。
これを読めば、あなたの健康知識も「令和版」に完全アップデートできるはずです!
【昭和 vs 令和】医療常識、ここまで変わった!
1. 【けがの処置】赤チンを塗って乾かす vs 洗って潤す


【昭和の常識】
転んで膝を擦りむいたら、まずは消毒。
赤チンやマキロンを塗って、「フーフー」して乾かすのが定番でした。
「かさぶたができれば治ってきている証拠」と言われ、かさぶたができるまでじっと我慢。
お風呂に入ると沁みるからと、患部を濡らさないように必死でしたよね。

【令和の新常識】
「消毒しない・乾かさない・水道水で洗う」が正解です。

- なぜ変わった?
- 研究が進み、「傷口から出るジュクジュクした液体(滲出液)には
傷を治す成分が含まれている」ことが判明しました。
昭和流に乾かしてかさぶたを作ってしまうと、この治癒成分が働かなくなるだけでなく
かさぶたの下で細菌が繁殖したり、治った後に傷跡が残りやすくなったりします。
また、強い消毒液は、細菌だけでなく
皮膚を再生しようとする正常な細胞まで破壊してしまうことが分かりました。
- 研究が進み、「傷口から出るジュクジュクした液体(滲出液)には
- 令和の正解アクション
- 傷口を水道水でよく洗い流す(砂や泥を落とす)。
- 消毒液は使わない。
- ワセリンを塗ってラップをするか、市販の「湿潤療法(モイストヒーリング)用絆創膏」を貼る。
これで、痛みも少なく、早く、きれいに治ります。
昭和の「かさぶた剥がし」の快感は、もう過去のものです、、、
2. 【鼻血の対処】上を向いて首トントン vs 下を向いて小鼻をつまむ


【昭和の常識】
鼻血が出たら、周りの大人はみんな言いました。
「上を向いて!」「首の後ろをトントン叩いて!」と。
学校の保健室でも、なんとなく首筋を冷やしたり叩いたりしていませんでしたか?
ティッシュを鼻に詰めるのも定番のスタイルでした。

【令和の新常識】
「下を向いて、小鼻を親指と人差し指で強くつまむ」が正解です。

- なぜ変わった?
- まず、「首をトントン叩く」ことには、止血効果は全くありません。
あれは一種のおまじないだったのです。
そして最大の間違いが「上を向く」こと。
上を向くと、鼻血が喉に流れ込みます。
血液を飲み込んでしまうと気分が悪くなって吐いてしまったり、最悪の場合
血液が気管に入って窒息や肺炎を引き起こす危険性があります。
- まず、「首をトントン叩く」ことには、止血効果は全くありません。
- 令和の正解アクション
- 椅子に座り、やや下を向く(血を飲み込まないため)。
- 鼻の柔らかい部分(小鼻)を、親指と人差し指で5分〜10分間、圧迫し続ける。
- ティッシュは詰めない(抜く時にまた傷口が開くため)。
鼻の入り口付近からの出血がほとんどなので、ここを圧迫すれば大抵は止まります。
「首トントン」は、もうやめましょう。
3. 【突き指の処置】引っ張って治す vs 絶対に引っ張らない


【昭和の常識】
バレーボールやバスケットボールで突き指をすると、顧問の先生や先輩が寄ってきて
「突き指か? 引っ張れば治るぞ!」と、グリグリと指を引っ張られた経験はありませんか?
痛みに耐えてこそスポーツマン、のような根性論もセットでした。

【令和の新常識】
「絶対に引っ張らず、固定して冷やす」が正解です。
- なぜ変わった?
- 突き指の実態は、捻挫、脱臼、あるいは骨折です。
無理に引っ張ると、損傷している靭帯をさらに傷つけたり
骨折している場合はズレを大きくしてしまったりします。
昭和の「引っ張る」という処置は、
「百害あって一利なし」であることが現代医学では常識となっています。
- 突き指の実態は、捻挫、脱臼、あるいは骨折です。
- 令和の正解アクション
- RICE処置を行う
(Rest:安静、Ice:冷却、Compression:圧迫、Elevation:挙上)。 - 氷嚢などで冷やし、テーピングや添え木で固定する。
- 腫れや痛みが強い場合は、整形外科へ。
- RICE処置を行う
「突き指くらいで病院?」と思うかもしれませんが、実は剥離骨折だったというケースは非常に多いのです。
引っ張るのは厳禁です。
4. 【かぜの発熱】おでこを冷やす vs 太い血管を冷やす


【昭和の常識】
熱が出たら、氷枕や冷却シートを「おでこ」に貼る。
これが看病のアイコンでした。
おでこがひんやりすると気持ちよくて、熱が下がっていくような気がしたものです。
漫画やドラマでも、熱があるシーンでは必ずおでこに何かが乗っていますよね。


【令和の新常識】
「熱を下げるなら、首・わきの下・足の付け根を冷やす」が正解です。

- なぜ変わった?
- おでこを冷やすこと自体は間違いではありませんが
「解熱効果(体温を下げる効果)」はほとんどないことが分かりました。
おでこを冷やすのは、あくまで「ひんやりして気持ちいい」という不快感の軽減のためです。
効率よく体温を下げるには、皮膚の表面ではなく、太い血管が通っている場所を冷やして
血液の温度を下げる必要があります。
- おでこを冷やすこと自体は間違いではありませんが
- 令和の正解アクション
- 熱を下げたい場合は、首の左右、わきの下、足の付け根(鼠蹊部)に保冷剤などを当てる
(タオルで巻いて冷えすぎないように)。 - おでこの冷却シートは「気持ちよさ」のために使うならOK。
- 熱を下げたい場合は、首の左右、わきの下、足の付け根(鼠蹊部)に保冷剤などを当てる
「熱さまし」を目的にするなら、おでこではなく「わきの下」が令和のスタンダードです。
なぜ、常識はここまで変わるのか?
こうして見ると、昭和の常識の多くが「経験則」や「迷信」に近かったのに対し
令和の新常識は「エビデンス(科学的根拠)」に基づいていることがわかります。
医学は日々進歩しています。
顕微鏡の性能が上がり、細胞レベルでの治癒の仕組みが解明され、統計データが集まることで
「良かれと思っていたことが逆効果だった」という事実が次々と明らかになっているのです。
「昔はこれで治ったんだから」と固執するのは危険です。
自分の体を守るため、そして大切な家族(特にお子さんやお孫さん)を守るために
私たちは常に知識を「アップデート」していく必要があります。
テレビでさらに詳しい情報を!
今回ご紹介したのは、ほんの一部です。
2月19日放送の「林修の今知りたいでしょ!」では、これらの解説に加え
さらに驚きの新常識が紹介される予定です。
- かぜ対策の最新事情
- 教育現場の変化
- 食事や睡眠に関する新事実
昭和を生きた世代も、令和を生きる世代も、一緒にテレビを見て「えーっ!」と驚きながら
正しい知識を身につけましょう。
正しい知識は、一生の財産になります。


ご自宅の救急箱の中身をチェックしてみませんか?
もし「赤チン」や「古い消毒液」が入っていたら
この機会に「ワセリン」や「湿潤療法用の絆創膏」に入れ替えることをおすすめします。
それだけで、ご家庭の医療レベルが「令和版」にアップデートされますよ!