広島「ガビラン」の「お好み焼き」はスペイン人店主が作る絶品グルメ!【マツコ&有吉 かりそめ天国】

グルメ

10月10日 金曜 20:10 ~テレビ朝日で放送される
『マツコ&有吉 かりそめ天国』に
『広島のスペイン人店主のお好み焼き』が登場します。

番組では他の広島グルメの紹介もあるようですが
このスペイン人店主のお好み焼き店「Gavilan(ガビラン)」は、
以前から少し気になっていたこともあり
番組放送前に詳しく調べてみることにしました!

この記事を読んだら、きっとこのお店のお好み焼きが食べたくなりますよ。

まずは「広島のお好み焼き」を知る

広島のお好み焼きは、戦後の復興を支えた歴史を持つ「ソウルフード」です。


その原型は、戦前に子ども向けのおやつとして親しまれていた
水で溶いた小麦粉を薄く焼いた「一銭洋食」にあります。

出典:OTAFUKU

終戦後、物資が不足する中で
わずかな小麦粉と安価でボリュームのあるキャベツなどを
鉄板で焼いて空腹をしのぐ食べ物として変化・発展しました。

当時、広島では鉄を扱う工場が多かったため
鉄板が手に入りやすい環境だったことも普及を後押ししたと言われています。

以下、広島のお好み焼きの主な特徴です。

  • 重ね焼き
    • 水で溶いた小麦粉の生地の上に
      キャベツ、もやし、豚肉、中華麺(そば・うどん)といった具材を
      混ぜずに「重ねて」焼く製法が特徴です。
      これにより、各素材の食感や風味が活かされます。
出典:ひろしまラボ
  • 麺(そば・うどん)入り
    • 麺を加えることで腹持ちが良くなり
      現在の広島お好み焼きの定番となりました。
出典:OTAFUKU
  • 濃厚ソース
    • 濃厚で甘口のソースをたっぷり塗って仕上げるのが一般的です。
出典:OTAFUKU
  • ヘラ食い
    • 鉄板の上で、食器を使わず
      直接「ヘラ(コテ)」で食べるスタイルも
      広島ならではの特徴の一つです。
出典:ひろしまラボ

Gavilan (ガビラン)

番組予告に書かれた「広島のスペイン人店主のお好み焼き」
Gavilan (ガビラン)のお好み焼きでしょう!

Gavilan(ガビラン)

月・火・水・木・金・土
11:30 – 14:00
17:00 – 21:00


定休日

Gavilan は、広島市に店を構えるスペイン人店主が営むお好み焼き店です。
「ガビラン」という店名は、スペイン語で「鷹」を意味します。

店主の「ラファエル ガビラン」さん

店主のラファエルさんは、お好み焼きと深い縁があります。

ラファエルさんがお好み焼きと出会ったのは、約13〜14年前
スペインのバルセロナでした。

友人と二人でバルセロナにお好み焼きレストランを開いたのが
そのキャリアの始まりです。

当時のバルセロナでは、お好み焼きはほとんど知られておらず
来店客に広島の食文化と、お好み焼きが地元の人々にとって
どれほど大切かを説明するところから始めたそうです。

その後、徐々に常連客が増え、その中には10年以上経った今でも
日本に来た際に広島の「ガビラン」を訪ねてくる顧客もいるといいます。

日本に来る大きなきっかけとなったのは、
広島で出会ったお好み焼きの師匠、ロペズ氏の存在です。

ラファエルさんは、師匠から単に技術だけでなく
お好み焼きが持つ戦後の歴史という強烈なストーリー や
それに対する情熱と愛情を学びました 。

ラファエルさんの将来の夢は、スペインでお好み焼きのアカデミーを開設し
広島の食と文化を教えることだといいます 。

オリジナリティあふれるお好み焼き

ガビランのお好み焼きは、
広島の伝統的な「重ね焼き」の技術をベースにしながらも
スペイン人店主ならではの情熱と独創性が加わった一品です。

ラファエルさんは、師匠であるロペズ氏から
お好み焼きが単なる食べ物ではなく、戦後の厳しい時代を生き抜く人々に活力を与えた
歴史に裏打ちされた深い意味を持つ料理であることを教えられました。

この学びから、ラファエルさんは、広島お好み焼きの伝統的な製法を尊重しつつ
その「ソウル」を大切にしています。

メニューには、広島お好み焼きの基本形はもちろん
独自の食材や工夫を取り入れたオリジナリティあふれるメニューも提供されており
ガビランならではの絶品グルメとして人気を集めています。

参考メニュー 

出典:X 軍鶏様ポストより

大病を乗り越えて…

ラファエルさんがバルセロナで店を営んでいた頃
人生の大きな転機がありました。

店を開業してわずか3年ほどの頃
通常の血液検査で白血病と診断されたのです。

医師からは「これは深刻な事態で
治療をすぐに開始する必要がある」と告げられレストランを閉め
治療に専念せざるを得ない状況になりました。

担当医からは「80%の確率で生き残れるが
20%は車椅子になる可能性がある」と、厳しい現実を伝えられました。
ラファエルさんは、この治療期間を乗り越えるため、すべての活動を停止し
自身の健康に集中しました。

幸い、治療は成功し、体調が回復した後
「次にできる最も難しいことは何か?」と考えました。

そして
「そうだ、日本に行って、日本でお好み焼きレストランを開き、日本語を学ぶことだ」という
新たな目標を掲げ、広島へやってきたのです。

大病を乗り越え、第二の人生で選んだ場所が
広島と、広島のソウルフードであるお好み焼きでした。

みんなの声

まとめ

いかがでしたか、今回はスペイン人店主ラファエル ガビランさんが営む
広島のお好み焼き店「Gavilan(ガビラン)」について調べてみました。

ラファエルさんは、母国スペイン・バルセロナでのお好み焼き店経営を経て
大病を乗り越えた後に、広島の師匠からお好み焼きの魂と技術を学んだ
苦労人の本格派でした。

お好み焼きは、広島の戦後復興の歴史を体現する「ソウルフード」であり
ラファエルさんはその歴史的背景を大切にしながら
独自の情熱を込めたお好み焼きを提供しています。

番組ではどのような紹介されるのでしょうか?
『マツコ&有吉 かりそめ天国』の放送を楽しみに待ちましょう!

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