Xのトレンドに「イオンモール」とあったので、何だろうと思い調べてみました!
事の発端
事の発端は、どうやら美術専門誌「美術手帖」編集長の橋爪勇介さんのポストだったようです。
すでにポストは非公開になっているようですが、投稿の内容は、、
橋爪勇介さんのポスト
「私はイオンモールしかない土地に育ち、「美術」というものを知らぬまま故郷を出た(私の家族はいまも美術になんの関心もない)。東京という街、美術業界のど真ん中で生活していると、そういう場所への眼差しをつい忘れてしまう。いわば自省である。」
というものでした。
これに対して、さまざまな意見が寄せられ、議論が広がっているのが現状のようです。
美術手帖橋爪勇介さんの件、炎上というよりは馬鹿にされている感じで
— 火鍋ちゃん(など) (@hinabe_ch) August 14, 2025
生まれ育ったと観られる鈴鹿には文化の塊とも言えるサーキットもあり、何言ってるんだこいつってノリでみんな書いてるのな pic.twitter.com/o9tEPvUcNU
そして皆さんの反応をまとめると、主に以下の2つの視点に分かれているようで‥
1. 橋爪さん投稿への批判的な意見
多くの人が不快感を示していたのは、「イオンモールしかない土地」という表現でした。
- 「地方をバカにしている」
- 地方にもイオンモール以外に文化施設やアートスペースはあるのに、それを無視して「イオンモールしかない」と断定していることに反発する声が多数見られました。
- 「イオンモールは文化的ではないのか?」
- イオンモールは単なる商業施設ではなく、地方における憩いの場やコミュニティの中心になっていることが多いため、「イオンモール=文化がない」と決めつけるような姿勢に疑問を持つ投稿が多くありました。
- 「上から目線だ」
- 東京の「美術業界のど真ん中」にいる人が、地方の状況を一方的に語っているように感じられ、本人が「自省」と述べているにもかかわらず、その真意を疑う意見も出ていました。
美術手帖の編集長
— バカデカい愛 (@fuckin_big_love) August 13, 2025
「イオンモールしかない地元の地方都市には"美術"がない」
⬆️
地元を捨てて、アートやカルチャーが一極集中する東京を拠点にもっとも権威のある美術系雑誌のひとつの編集者として活動し、まさに東京中心主義に加担している第一線の人間が、何をふざけたことを言っているのか
「イオンモールしか無い田舎に美術は無い」という意見は不完全で、そもそも地元に美術とか求めてない
— 湯呑み (@yunomi_123) August 14, 2025
というか、美術よりもまず必要なものが他に山ほどある。スーパーや100均や病院、交通機関が充実して欲しい
これは格差の問題なんだよ。美術云々で地域の魅力度を図るのが、既に都会の上級国民仕草
はっきり言おう。イオンモールは地方都市に点在する気軽な遊園地なのだ。イオンモールに助けられる親御さんは数多いるはずだ。 pic.twitter.com/HFGK0EOM3F
— たつろぐ | ライフデザイン (@tatsu8interior1) August 14, 2025
2. その他の意見
一方で、橋爪さんの発言に対し 批判とは別の意見も少々見受けられました。
- 「アートへのアクセス格差は事実」
- 地方と都市の間に「美術」に触れる機会の格差があるのは事実であり、それを指摘したに過ぎない、という捉え方です。
- 「発言の真意は地方創生にある」
- 美術業界の人間が、地方のアート振興の必要性を訴えようとしたのではないか、と擁護する声もありました。
美術手帖の橋爪さんのツイートがなんで炎上する必要があるんだろう。都会マウントなんかじゃないよ。地方都市の停滞感が平板な美的感覚を作り出すのは大いにある事で、そこにそびえる象徴としてのイオンモールを挙げただけでしょう。ご自身の若い頃の鬱屈を自省と自戒を込めてつぶやいたのでは。
— welcome2thedawn (@2thedawn) August 13, 2025
俺の地元はイオンモールに街の中心部が完膚なきまでに破壊されてしまいかつて栄華を誇った駅前の大型スーパー(テナントもいっぱいあった複合商業施設)とデパートが相次いで撤退し商店街もシャッター街になり地権者が揉めて駅前に廃墟ビルが10年放置されたほどなのでイオンモールのことは普通に憎い
— オルガ・ド・エロチカ (@orga_d_erotica) August 14, 2025
いかがでしたか?
このように、橋爪さんのポストは、本人の意図とは異なる形で、「地方と都市の文化格差」や「アートの定義」といった、さまざまな社会的なテーマについて議論を巻き起こすきっかけとなってしまったようです。
SNSでの発言は、ほんのわずかな言葉選びの違いで、受け手の印象が大きく変わってしまうという好例かもしれませんね。
今回は、Xのトレンドに「イオンモール」が出ていたので調べてみた。でした!
それではまた!