先日、「NHKのど自慢」に関する記事を書くために、色々調べていたのですが
その時、偶然にも ひとりの人物に目が留まってしまいました。
彼の名は「養老の星☆幸ちゃん」。
その強烈な個性と歌唱力で、かつて日本中を席巻した伝説の人物です。
今回は、そんな幸ちゃんの魅力をご紹介していきます。
養老の星☆幸ちゃん
のど自慢といえば、養老の星、幸ちゃん #ヌヌヌ pic.twitter.com/ejzsr9lPcs
— ニクキリー (@nikkukiLee) July 24, 2022
- 居住
- 岐阜県養老郡養老町
- 本名
- 佐竹 幸二(さたけ こうじ)
- 生年月日
- 1948年6月25日
- 出演当時 「57歳」
(2025年8月現在「77歳」)
- 出演当時 「57歳」
- 1948年6月25日
当時、「養老の星☆幸ちゃん」こと佐竹 幸二さんは、地元団体に勤務する一般人でした。
しかし、「NHKのど自慢」への出演をきっかけに、彼は一躍時の人となり、伝説として語り継がれる存在となったのです。
NHKのど自慢の参加で大ブレイク!
2006年1月8日に放送された「NHKのど自慢」。
この日の舞台は、幸ちゃんの地元である岐阜県大垣市でした。
彼はシャ乱Qの「いいわけ」を歌い始めると、その独特な歌い方が視聴者の度肝を抜き、その情報は当時のインターネットの世界を瞬く間に駆け巡り、「やばい!」「くせになる!」といった声が飛び交いました。
「養老の星☆幸ちゃん」初登場!
歌唱結果は鐘ふたつと残念でしたが、本人はとても幸せそうな様子。
この明るいキャラクターが全国に衝撃を与え、彼は「養老の星☆幸ちゃん」として一躍有名になったのです。
探偵!ナイトスクープへの出演
「NHKのど自慢」でブレイクした幸ちゃんは、その後「探偵!ナイトスクープ」にも出演します。
2006年4月28日に関西地区で放送されたこの回では、「もう一度幸ちゃんの歌が聴きたい!」という視聴者からの依頼が寄せられました。
すると幸ちゃんは、なんと町内のホールを借り切り、「NHKのど自慢」のバックバンドメンバーがそのまま参加する形で「いいわけ」を歌ったのです。
バンドメンバーも「幸ちゃんの歌は今でも記憶に残っているほど強烈なものであった」と語るほど、彼の歌は周囲に大きなインパクトを与えていました。
さらに、同年7月14日放送の「探偵!ナイトスクープ アカデミー大賞2006」では、見事最優秀音楽賞を受賞。
スタジオでのライブも敢行し、その存在感を全国に知らしめました。
探偵!ナイトスクープ忘れられない神回特集に『養老の星 幸ちゃん』もしっかりと登場しとった👍⤴️ pic.twitter.com/Ia7I0W75VP
— 🍋今Change the world🍋(いまっ'ちん) (@imatuci_178) March 15, 2018
その後も、名古屋でのイベントに出演してシャ乱Qの「いいわけ」だけでなく、GLAYの「HOWEVER」やT-BOLANの「離したくはない」といった名曲を熱唱するなど、全国各地で引っ張りだこの存在となりました。
全国で話題に!
「NHKのど自慢」と「ナイトスクープ」への出演をきっかけに、幸ちゃんは全国的な人気者となりました。
- フジテレビ『めちゃ×2イケてるッ!』に出演
- 2006年9月9日放送の『めちゃ×2イケてるッ!』では、岡村隆史扮する「こにしプロデューサー」に連れられた「超大型マル秘素人」として登場。
- なんと本家シャ乱Qメンバーと初の対面を果たし、つんく♂とのツインボーカルで「いいわけ」を熱唱し、大きな話題を呼びました。
- NHKの特番に出演
- 2006年12月26日放送の『NHKのど自慢・熱唱熱演名場面』で特集が組まれ、前述の『めちゃイケ』出演時の映像も紹介されました。
- 2007年3月10日放送の『NHKのど自慢チャンピオン大会』には特別ゲストとして招かれ、熱唱を披露しました。
- 着うたでデビュー
- 2008年11月10日、ついに『いいわけ 養老の星☆幸ちゃんVer.』として着うたでデビュー。
- 「レコ直演歌・歌謡曲部門」のダウンロードチャートで1位を獲得するなど、異例の大ヒットを記録しました。
- 『ラジかるッ』や『めざましどようび』、『笑っていいとも!』など、さまざまなテレビ番組に出演し、自らプロモーション活動も行いました。
その後も、2019年には「激レアさんを連れてきた。」に出演し、これまでの出来事を振り返るなど、幸ちゃんはまさに「養老の星」として輝き続けました。
やば。
— ヤッシー (@pulsarGTIRNISMO) November 30, 2019
養老町の星☆幸ちゃんじゃんw pic.twitter.com/OliRsAai0B
まとめ
伝説の「養老の星☆幸ちゃん」。
彼は、ひとつの歌と、その後のインタビューでの強烈なキャラクターによって、一躍全国のスターとなりました。「NHKのど自慢」で鐘がふたつだったという結果も、彼にとってはただの通過点に過ぎなかったのかもしれません。
なぜなら、彼の最大の魅力は、その独特な歌声以上に、どんな状況でも自分の「幸せ」を見つけられるポジティブな生き方にあったからです。
彼はそのユニークな存在感で、多くの人々に笑顔と勇気を与え、今もなお私たちの記憶に深く刻まれています。これからも、彼の伝説は語り継がれていくことでしょう。!
幸ちゃんは、イベント出演依頼が殺到したことから、会社を退職してプロの歌手への転身も検討していたようですが、北野誠の説得もあり、思いとどまったそうです。