【所さん!事件ですよ】せどり/転売/コンサル詐欺の手口とは【トレカ買い占め問題も】

雑記

最近、ファストフード店の限定トレーディングカード
人気アニメの限定グッズが、発売と同時に姿を消すというニュースを目にしませんでしたか?
その裏には、常に「転売ヤー」の存在が囁かれます。

今回は、2025年10月18日NHKで放送の
「所さん!事件ですよ」で取り上げられる
「転売」と、転売に潜む様々な問題について取り上げてみました。

この問題について
皆さんも一緒に考えてみましょう。

なぜ今、「転売」が注目されるのか?

「給料は上がらないのに、物価だけが上がっていく…」


多くの人がそう感じる閉塞感の中で
スマートフォン一つで始められる手軽さから
「せどり」や「転売」といった副業が注目を集めています。


フリマアプリの普及も
その流れを大きく後押ししました。

安く仕入れて、高く売る。

ビジネスのあまりにシンプルな原則が
特別なスキルがないと感じている人にも
「自分にもできるかもしれない」という希望を与えます。


実際に、誠実な手法で着実に利益を上げ
本業を上回る収入を得ている人がいるのも事実です。

「好き」を「稼ぎ」に。スキルが活きるポジティブな側面

転売と聞くと、とかくネガティブなイメージが先行しがちですが
その
全てが悪ではありません。


例えば、一昔前の中古フィルムカメラ。

ジャンク品として二束三文で売られていたものを
修理する技術を持つ人が蘇らせ
その価値を正しく理解してくれる次の所有者へと繋ぐ。

これは、単なる転売ではなく
価値の再創造と言えるでしょう。

自分の「好き」や専門知識、磨いたスキルが
直接利益に結びつく。


このダイレクトな手応えと達成感こそが
多くの人を惹きつける転売の「光」の部分であるのは確かです。

転売ビジネスに潜む深い闇

しかし、光が強ければ
その影もまた濃くなります。

限定グッズはどこへ消える? 謎の「流通拠点」

冒頭で触れたような限定グッズの買い占め。

個人がコツコツと買い集めているように見えて
その裏には組織的な動きが存在すると言われています。

買い集められた商品は、
特定の倉庫やマンションの一室といった「流通拠点」に集約され
そこから国内外のマーケットへと流れていきます。

転売ヤーの利益だけを求めた組織的な買い占めは、
本当にその商品を欲しているファンの元には決して届かず
ただただ市場価格だけが高騰していくのです。

一部のトレカ専門店では、
買い占め転売問題で大炎上した人気ポケモンカード
買い取り拒否する動きが出ています。

転売は、個人が良識をわきまえ行う分には
大きな問題は起きないはずです。

しかし、
組織だって、他の消費者を無視し、利益だけを求めとことん買い占める。
そんな転売ヤーには、大きな問題があると言えます。


また、買い占め行為を行う人々の中で、特に外国人の姿が目立ちます。
世界的に人気の高いポケモンカードなどは、日本の子供たちの手に渡らず
海外で高額取引されているのが現状です。

こんなこともありました。
海外流出転売、闇深すぎです。

「簡単に儲かる」は嘘? 巧妙化する転売コンサル詐欺

「誰でも初月から30万円!」
「スマホをタップするだけ!」


SNSでこんな甘い言葉を見かけたことはありませんか?

これらのほとんどは、高額な情報商材や
コンサルティング契約を結ばせようとする
「転売コンサル詐欺」の典型的な手口です。

高額な費用を支払ったにもかかわらず
教えられるのはネットで調べれば分かるような情報ばかり。

気づいた時には、コンサルタントとは連絡が取れなくなっている…
そんな悲鳴が後を絶ちません。

さらに悪質なケースでは、
アパレル企業への就職だと思って入社したら
実際には一日中ブランドショップを回らされ
自社製品を転売目的で購入させられるといった
もはや労働搾取とも言える実態もあるようです。

また、これは、「自爆営業」と呼ばれる違法行為に該当する可能性があり
特に、求人広告の内容と実際の労働条件が大きく異なる場合は、
虚偽の労働条件提示にあたる可能性があります。 

それでも「転売」を始めますか?

転売ビジネスは、決して「悪」の一言で片付けられるものではありません。

しかし、その手軽さの裏には、
倫理的な問題や、意図せずとも誰かを傷つけたり
犯罪に加担してしまったりするリスクが常に潜んでいます。

もちろん誠実なビジネスとして取り組んでいる方もいます。

しかし、もしあなたがこの世界に足を踏み入れようと考えているのなら
一度立ち止まって考えてみた方がよいかもしれません。

その行為は、誰かの「好き」という気持ちを踏みにじるものではないか?
その儲け話は、本当に信頼できるものなのか?

一つの社会現象の裏側には、様々な人々の思惑と
時代の写し鏡のような現実が広がっています。

その光と闇の両面を正しく見極める視点が
今の私たちには求められているのかもしれません。

タイトルとURLをコピーしました