元SKE48・乃木坂46のメンバーであり、現在は女優、そして小説家としても活躍する松井玲奈さん。
彼女を語る上で外せないキーワードの一つが「鉄道オタク」です。
テレビ番組「笑神様は突然に…」の人気コーナー「鉄道BIG4」に紅一点として出演したり
SNSで新幹線への愛を叫んだりと、その活動は広く知られています。
しかし、ネット上を見渡すと、こんな声がちらほら聞こえてくるのも事実です。
「本当はそこまで詳しくないんじゃない?」
「元アイドルだし、キャラ作りなんじゃないの?」
いわゆる「ビジネスオタク」疑惑です。
そこで今回は、松井玲奈さんの鉄道愛が本物(ガチ)なのか、それとも芸能界を生き抜くためのキャラ設定なのか。
彼女の過去の発言、行動、そして実績を徹底的に深掘りし、白黒つけたいと思います。
結論から先に言ってしまうと
彼女は間違いなく「ガチ」です。
ただ、そのベクトルが少し独特なだけなのです。
なぜそう言えるのか、詳しく見ていきましょう。
松井玲奈は、なぜ「にわか」「キャラ」と疑われるのか?
まず、なぜ彼女に「ニワカ」疑惑が浮上したのか、その原因を整理します。
最大の理由は、彼女が既存の「鉄道オタク像」に当てはまらない発言をしたことにあります。
過去にテレビ番組で、新幹線の形式名(0系や700系など)を言い間違えたり
好きな理由を問われて「カッコイイから」と抽象的な回答をしたりしたことがありました。
また、ある番組で「某新幹線の車内に染み付いたタバコの匂いがたまらなく好き」と発言した際には、共演者や視聴者から「それは鉄道の話じゃなくてフェチの話だ」「嗅ぎ鉄かよ」とツッコミを受けたことも。
古参の鉄道ファン、特に知識量や正確なデータを重視する層からすれば、「形式もろくに言えないのにオタクを名乗るな」という反発心が生まれたのも無理はありません。
しかし、ここで判断を急いではいけません。
「知識がない=愛がない」というのは、あまりにも乱暴な図式だからです。
検証1:独特すぎる感性「顔鉄」という新ジャンル
松井玲奈さんの鉄道愛を理解するカギは、彼女が自称する「顔鉄」というスタイルにあります。
彼女は、車両のスペックや走行音(音鉄の要素もありますが)以上に、車両の「顔(デザイン・フォルム)」を異常な熱量で愛しているのです。
彼女が鉄道にハマったきっかけは、2011年頃、仕事で訪れた名古屋の「リニア・鉄道館」でした。
そこで係員の方から「0系新幹線の顔はコアラに似ている」と教わり、車両ごとに異なる表情の面白さに目覚めたといいます。
普通の人が「0系は丸くて可愛い」で終わるところを、彼女はもっと深く、フェティッシュな視点で観察します。
例えば、「100系新幹線のシャープな鼻先とライトの形状がたまらなく美しい」と語り、「700系の座席のブルーの色味と座り心地が最高」と内装にまで萌える。
さらに、新幹線に乗るたびにトイレの進化をチェックするというマニアックな習慣も持っています。
これは「知識」というよりも「感性」の領域です。
形式番号を暗記することよりも、目の前の車両が放つ造形美に興奮する。
この独特の視点は、付け焼き刃のキャラ作りで演じられるものではありません。
むしろ、誰に何と言われようと「これが好きなんだ!」と貫く姿勢に、オタク特有の頑固さを感じます。
検証2:ガチすぎる実績と行動力
「キャラ設定」説を完全に粉砕するのが、彼女の圧倒的な実績と行動力です。
まず挙げられるのが、前述した「笑神様は突然に…」での「鉄道BIG4」入り。

中川家の礼二さんや吉川正洋さんといった、芸能界屈指の濃厚な鉄道マニアたちの中に混じり
一歩も引かずに渡り合う姿は圧巻でした。
もし彼女が単なる「ビジネス鉄」であれば、あの濃密な空間でボロを出さずに楽しむことは不可能です。
共演者たちが彼女を仲間として認めていることこそが、何よりの証拠でしょう。
そして極めつけは、「JTB時刻表」の表紙です。
2015年6月号で、彼女は創刊90周年にして「史上初の女性タレント単独表紙」を飾りました。

これは鉄道界において、歴史的快挙と言っても過言ではありません。
さらに2020年2月号でも中川家礼二さんと共に再び表紙に登場しています。
JTB時刻表といえば、硬派な鉄道ファンのバイブル。
その編集部が認めたということは、彼女の影響力と愛が本物であるというお墨付きを得たようなものです。
また、アイドル時代には「選抜総選挙に出るよりも電車に乗っていたい」と発言してファンを騒然とさせたり
多忙なスケジュールの合間を縫ってプライベートでリニア・鉄道館に通い、ドクターイエローやレトロ車両に会いにいったりと、その行動力は完全に「推し活」のそれです。
検証3:本人による「愛」の定義
以前、ネット上で「知識が浅い」「にわかだ」と批判された際、彼女はSNSで毅然とこう反論しました。
この言葉に、彼女の「ガチ」さが集約されています。
彼女は、自分が知識面で他のマニアに劣る部分があることを認めています。
その上で、「好き」という感情に優劣はないと主張しているのです。
これは、これまで「知識がないと発言権がない」と思われがちだった鉄道趣味の世界において、多くのライト層や、独自の楽しみ方をするファンを救う言葉ではないでしょうか。

結論:彼女は「感性型」のガチ勢である
以上の検証から、松井玲奈さんの鉄道オタクは間違いなく「ガチ」であると断定します。
彼女が「キャラ」と疑われたのは、従来の男性中心的な「知識・データ重視型」の鉄道オタクの枠組みで測ろうとしたからに過ぎません。彼女は、車両のデザイン、雰囲気、旅情といった要素を、自身の感性で楽しむ「感性型」の新しい鉄道オタクなのです。
「ここが可愛い!」「この形がたまらない!」
そうやって純粋にときめく彼女の姿は、鉄道という趣味が本来持っている「夢」や「ロマン」を思い出させてくれます。
形式名を間違えたっていい。
詳しいスペックを知らなくたっていい。
新幹線を見て「わぁ!」と心が踊るなら、それは立派な鉄道愛。
そんな「好き」の多様性を体現し、世間に広めた功績を含めて、松井玲奈さんは真の「鉄道ガチ勢」と言えるでしょう。
これからも彼女には、誰に遠慮することなく、そのマニアックな視点で新幹線の魅力を語り続けてほしいものです!


に良いのはどっち?【林修の今知りたいでしょ】-1-120x68.png)
「知識量と守備範囲、心に刺さる部分は人それぞれなので
私は私の物差しで、あなたはあなたの物差しでいいのではないでしょうか」
「確かにそう仰る方に比べたら私の知識の薄い部分はあるかもしれないけれど
好きな気持ちは本当です」