劇場版「鬼滅の刃」で映画泥棒が逮捕!【盗撮・違法アップロード】

雑記

興行収入257億円を突破し、まさに社会現象を巻き起こしている劇場版「鬼滅の刃」。

その大ヒットの陰で、映画館での盗撮やSNSでの違法アップロードといった問題が深刻化しています。

なぜこのような問題が起こり、私たちはどう向き合っていくべきなのでしょうか。

大ヒットの陰で起こっている問題

映画の大ヒットに便乗する形で、劇場での盗撮やその動画の違法アップロードが横行しています。

その影響は甚大で、著作権保護を目的とする団体「CODA一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構」によると、日本のコンテンツの海賊版による被害額は推定2兆円にも上るとされています。

最近では、劇場版「鬼滅の刃」を映画館で盗撮したとして、専門学校生が逮捕されるという事件も発生しました。

このような行為は、日本の著作権法により「10年以下の拘禁もしくは1000万円以下の罰金、またはその両方」が科される可能性のある犯罪です。

また、民事でも高額な損害賠償を請求されるケースもあり、過去にはYouTubeへの無断アップロードで5億円、漫画の海賊版サイトで17億円の賠償命令が出された事例も報告されています。

関係者を悩ます犯行の手口

盗撮犯の多くは、スマートフォンを使って撮影しています。

スマホは小型で目立たないため、盗撮を見つけにくくなっているのが現状です。


  • 具体的な手口
    • 携帯電話を横向きにしてスクリーンに向け、撮影している。
    • 画面の光を抑えたり、人目を気にしながらこっそりと撮影する。

スマートフォンで撮影する性質上、かなり大胆な盗撮が行われていることが分かります。

そして違法アップロードされた動画は、TikTokなどのSNSにも拡散されており、映画を楽しみにしていた人が、意図せずネタバレを見てしまう被害も発生しています。

この状況に対し、世間からは「まだ見てないのに結末を知ってしまった」「やめてほしい」といった批判の声が多く上がっています。

問題行為を起こす心理とは

高額な賠償命令や刑罰が科されるリスクがあるにもかかわらず、
なぜ盗撮や違法アップロードは後を絶たないのでしょうか。

その背景には、以下のような心理があると考えられます。


  • 安易な認識
    • 「どうせバレないだろう」「自分一人で楽しむだけだから大丈夫」という安易な考え。
    • 著作権侵害が重大な犯罪であるという認識の欠如。

  • 承認欲求
    • SNSで違法にアップロードすることで、「いいね」やフォロワーを増やしたいという欲求。

  • 優越感
    • 「みんなより早く知っている」「いち早く情報を共有したい」という優越感。

こうした心理的背景があるため、高額なリスクを負うにもかかわらず、盗撮や違法アップロードは根絶されないのです。
行為者は、目先の承認欲求優越感に駆られ、安易な認識のまま行動に移してしまうため、法的なリスクに対する想像力が欠如していると言えるでしょう。

問題行為を防ぐ対策は?

映画館側も、この問題に対し様々な対策を講じています。


  • 上映前の啓発動画
    • おなじみの「NO MORE 映画泥棒」の動画で、盗撮・盗聴が犯罪であることを呼びかける。
  • 巡回とチェック
    • 上映中にスタッフが定期的に劇場内を巡回し、スマートフォンの光など怪しい行動がないかチェックしている。

しかし、これらの対策には限界があります。
盗撮行為を目撃した場合は、迷わずスタッフに通報することが重要です。
また、CODA(一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構)のような監視団体が24時間体制で違法動画をチェックし、削除要請を行うといった取り組みも行われています。

今後の課題

サイバー犯罪に詳しい専門家は、違法アップロードの取り締まりは難しいと指摘しています。

「取り締まりは、難しいといえば難しいんです。
特に違法にアップロードされたアップロード先が、もはや日本ではない可能性がありますので、日本の警察と海外の警察が連携をして、実際に捜査を進めていくことになります。

棚瀬誠さん(関西テレビ「newsランナー」2025年8月21日放送)より

しかし、映画の盗撮は「アナログ」な犯行であり、その入り口を止めることができれば、違法アップロードの連鎖を断ち切る鍵となります。

今後は、映画館と利用者が協力し、盗撮行為を許さない環境を作ることが最も重要と言えるでしょう。

まとめ

劇場版「鬼滅の刃」の大ヒットは、日本の映画界に大きな活気をもたらしました。

しかし、その一方で、盗撮や違法アップロードという深刻な問題が顕在化しています。

これらの行為は、クリエイターの努力を無にするだけでなく、日本のコンテンツ産業全体に推定2兆円という莫大な損害を与えています。

この問題を解決するためには、映画館側の対策強化はもちろん、私たち一人ひとりが「盗撮は犯罪である」という意識をしっかりと持ち、不正な行為を見過ごさないことが大切です。

好きな作品を正しい方法で楽しむことが、作り手への最大の敬意であり、未来のコンテンツを守ることにつながります。

参考サイト

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