投開票日が2月8日に迫った衆議院総選挙。
各選挙区で激戦が繰り広げられていますが、中でも異様な熱気と
ある種の「殺伐とした空気」を漂わせているのが大阪5区です。
この地区で、れいわ新選組の共同代表・大石晃子候補(48)が放つ言葉が
あまりにも過激化していると話題になっています。
「鬼」「犬」発言や牛歩戦術など、国会内でも数々の「お騒がせ」行動で知られる彼女ですが
今回の選挙戦ではそのボルテージがさらに数段上がっているようです。
対立候補を「毒の凝縮物」と呼び、「餌食にする」と宣言する。
一体、大阪5区で何が起きているのか?
そして、なりふり構わぬ彼女の「絶叫」を、世間や有権者はどう受け止めているのか?
ネットの情報を元に、その実態をまとめました。
1. 「選良」とは程遠い? エスカレートする罵倒合戦
大石氏といえば、これまでも岸田前総理(当時)に対して「鬼!」「犬!」と委員会で叫んだり
本会議での牛歩やプラカード掲示で厳重注意を受けたりと
その過激なパフォーマンスは「通常運転」と言えるかもしれません。
しかし、今回の大阪5区での発言は、単なる批判の域を超え、個人攻撃や人格否定とも取れるレベルに達しています。
【品性】大石あきこ「何を叫んでんねんやお前は?、あぁん!?」と一般市民にガチギレpic.twitter.com/dK6jcKTJKT
— 運古ちゃん (@EKprABdGrn4519) February 4, 2026
ターゲットは「宿敵」杉田水脈氏
杉田氏自身も、「裏金問題」での処分歴や
アイヌ民族・在日コリアンへの差別的言動などで度々炎上してきた、いわゆる「毀誉褒貶」の激しい人物です。
大石氏は、この杉田氏に対して、公衆の面前や囲み取材で次のような言葉を投げつけています。
- 「お前なぁ」(対立候補を「お前」呼ばわり)
- 「どんだけしょぼいんだ」
- 「自民党の毒の凝縮物」
- 「(大阪5区に)舞い降りてきた毒」
- 「餌食にしていくしかない」
- 「出馬する資格がない」
これらは、政策論争というよりは、憎悪がむき出しになった罵倒に近い響きがあります。
記者から「毒の凝縮物?」と聞き返された際、一瞬トーンが下がったとのことですが
すぐにヒートアップし、「絶対に許されない」と語気を強めました。
なぜここまで激怒しているのか?
杉田氏は自身の演説で「生活保護の不正受給を許さない」と訴えています。
これに対し、大石氏は「自分自身が裏金議員で不正な金を受け取っておきながら
生活保護受給者を不正扱いしてバッシングするのか」と激昂しているのです。
「弱い立場の人々を叩くヘイト的言動を続ける人物が、のうのうと立候補していること自体が許せない」
その義憤自体は、支持者にとっては共感できる部分かもしれません。
しかし、「毒」「餌食」といった表現は、政治家としての品位を問われるギリギリのライン(あるいはアウト)と言えるでしょう。
2. 総理も維新も「大嘘つき」呼ばわり
時の権力者である高市早苗総理、そして大阪で圧倒的な強さを誇る日本維新の会に対しても、容赦ない言葉を浴びせています。
高市総理には「算数ができないわけじゃない、大嘘つき」
大石氏は、高市総理が「議員定数削減」を掲げていることに触れ
「定数削減で浮く金はせいぜい40億円。今回の解散一発でその20年分が吹っ飛ぶ。おかしくないか?」と指摘。
その上で、「高市さんは算数ができないわけじゃない。百も承知で大嘘をついている」と断じました。
さらに、テレビ番組で共演した際には、高市総理に向かって「名誉毀損ですよ!」と怒鳴り合いになり、スタジオを騒然とさせた場面もありました。
維新には「身を切る改革は嘘、国保逃れの脱法スキーム」
大阪での最大のライバルである維新に対しても
「身を切る改革と言いながら、実際は国民健康保険料を脱法スキームで逃れていた」「嘘つきだからありえる」と、具体的な疑惑を挙げて激しく批判しています。
3. 「もうヤケクソですね」孤立無援の戦い
山本太郎代表の不在
れいわ新選組の精神的支柱であり、「選挙の顔」である山本太郎代表が、病気を理由に参議院議員を辞職。
今回の選挙戦では活動を行わないと宣言しました。
これまで山本代表の人気と発信力に頼ってきた部分が大きかったれいわにとって、これは致命的な痛手です。
記者から「山本代表がいない影響は?」と問われた大石氏は、
強気に「切り替えている」と答えつつも、本音を漏らしました。
「もうヤケクソですね」
「人間は捨て身になった時に誰かが支えてくれる」
「山本なしでやりきってどうなるか見てみたい」
その言葉からは、党の実質的なトップとして全国を飛び回りながら
自身の選挙区(大阪5区)でも劣勢を強いられている、ギリギリの精神状態が透けて見えます。
4. 世間の反応は? 「空回り」する絶叫
調べてみると、現実は非常にシビアなようです。
聴衆はわずか数人…
選挙戦終盤、大阪市西淀川区の駅前で行われた演説。
大石氏が「苦しいけど、皆さんの代弁者として戦う!」と叫び、自民党や維新を罵倒しても
足を止めて聴いているのはわずか2〜3人だったといいます。
集まっているのは、その過激な発言を記事にしようとする報道陣の方が多いくらい。
子連れの有権者が写真を求める場面もあったものの
全体としては「支援者はまばら」という寂しい状況だったようです。
ライバルからは「眼中にない」
さらに残酷なのは、対立候補たちの反応です。
大阪5区の情勢は、「維新の梅村聡氏がリードし、自民の杉田水脈氏が追う」という展開。
杉田氏サイドは、激しく噛みついてくる大石氏に対し、反論するどころか「無視」を決め込んでいます。
「当選を争う相手はあくまで維新。大石さんは眼中にない」というのが本音のようです。
「毒の凝縮物」とまで言われても相手にされない。
現地ジャーナリストは、大石氏の様子を「一人で空回りしている印象」と評しています。
5. まとめ:「きっついおばはん対決」の行方は
大石氏は、自らと杉田氏の戦いを「きっついおばはん対決」と表現しました。
「両方きっついけど、本質的に全然違うことを伝えたい」と。
確かに、政策や主張は水と油ほど異なります。
しかし、過激な言葉で相手を罵り、敵意を煽るそのスタイル自体は、皮肉にも彼女が批判する「強い言葉で分断を生む政治」と同じ穴のムジナに見えてしまう危険性を孕んでいます。
- 「自民党の毒」とまで言い切る憎悪の強さ。
- 「ヤケクソ」と自認するほどの追い詰められた状況。
- そして、熱量とは裏腹に冷ややかな街頭の反応。
比例復活での生き残りに全てを懸ける大石晃子候補。
その「毒」のある言葉は、有権者の心に刺さる「良薬」となるのか
それとも自身の政治生命を削る「猛毒」となって返ってくるのか。
結果は、2月8日の投開票日に判明します。



今回、大石氏の最大の攻撃対象となっているのが、自民党から出馬している 杉田水脈(みお)氏です。