婚活マッチングアプリに既婚者はいる?遭遇率7割超の実態と「独身偽装」を見破る方法

生活

今や私たちの生活にすっかり定着したマッチングアプリ。

「どこで出会ったの?」という会話で「アプリで」と答えることが、もはや当たり前の時代になりました。

実際、こども家庭庁が2024年度に行った調査によると、直近5年以内に結婚した30代以下の既婚者のうち
なんと25.1%が「出会いのきっかけはマッチングアプリ」と回答しています。

これは、かつての王道だった「職場(20.5%)」や「学校(9.9%)」、「友人の紹介(9.1%)」を抜き去り
堂々の1位という衝撃的な結果です。

しかし、光が強ければ影もまた濃くなるもの。

手軽に出会える便利さの裏側で、「独身偽装(既婚者であることを隠して交際すること)」という深刻なトラブルが急増し、泥沼の訴訟にまで発展するケースが出てきています。

今回は、最新のデータと判例、そしてネット上のリアルな声を交えながら
マッチングアプリの「今」と「リスク」について深掘りしていきます。

華やかな出会いの裏にある「7割超」のトラブル経験

多くの人が幸せな結婚を掴んでいる一方で、トラブルに巻き込まれる人も後を絶ちません。

婚活支援サイト「オミカレ」が2024年に行った調査(20歳以上の経験者1064人対象)では、
衝撃的な数字が明らかになりました。

なんと利用者の77.2%が、何らかのトラブルや困った経験をしているのです。

具体的なトラブルの中身を見てみましょう。


  • 写真詐欺(見た目が違う)
    • 男女ともに最多。
  • パートナー隠し
    • 女性の6.8%、男性の3.5%が被害に。

「写真が違う」程度であれば「ガッカリした」で済みますが
相手が実は既婚者だったとなると、話は笑い事では済みません。


心身ともに深い傷を負うだけでなく
相手の配偶者から慰謝料を請求されるリスクすらあるのです。

「独身偽装」は法的にどう裁かれる? 注目される判例

「遊びのつもりだった」「バレないと思った」

そんな軽い気持ちで行われる独身偽装ですが、裁判所は厳しい判断を下し始めています。

ここで、最近注目された2つの事例をご紹介します。

ケース1:東京地裁の判決(2025年12月)

マッチングアプリで出会った男性に独身だと偽られ
交際してしまった女性が損害賠償を求めた裁判です。

男性側は「結婚を前提とした真剣交際ではなく性交渉が目的だったのだから権利侵害はない」という
耳を疑うような主張を展開しました。

しかし、裁判所はこの主張を一蹴。

既婚者だと知っていれば、関係を持たなかった」という女性の主張を認め
「性的自己決定権(貞操権)」の侵害として、男性に約150万円の支払いを命じました。

ケース2:元検事による偽装

さらに衝撃的なのが、法律のプロである元検事(懲戒免職)によるケースです。

こちらも独身を偽装して交際を続けたとして
元交際相手の女性から550万円の損害賠償を求める訴訟が起こされています。


これらの事例から分かるのは、「アプリでの嘘は、不法行為になり得る」ということです。

単なる男女のもつれではなく、法的に裁かれるべき人権侵害として扱われつつあります。

ネットの反応から見る「アプリの正体」

今回のニュースに対し、ネット上では非常に冷静かつ鋭い分析がなされています。

多くの共感を集めている意見を、いくつかの視点で要約してご紹介します。

1. 「名前が変わっただけ」という冷静な視点

マッチングアプリという名前でクリーンなイメージになっているが、本質は昔の「出会い系サイト」や「テレクラ」と同じ。名前が変わっても中身(人間)は変わらない

これは非常に重要な指摘です。
かつては後ろめたかった出会い系が、今は「マッチングアプリ」として市民権を得ました


しかし、「見知らぬ他人が混在する場」であるというリスクの本質は変わっていません。

「流行っているから安全」という思い込みは禁物です。

2. 「真剣」と「遊び」のミスマッチ

トラブルの原因は、真剣に結婚したい人と、遊び目的の人が同じ土俵にいること。目的のズレが悲劇を生む

アプリ側も対策をしていますが、利用者の目的は様々です。

ネットの声には、「真剣な人は専門の婚活アプリ、遊びたい人はカジュアルなアプリと
使い分けが必要」という意見もありました。

しかし、遊び目的の人があえて「真剣な人が多いアプリ」に潜り込む(その方が真面目な相手を騙しやすい)ケースもあり

自衛の難しさが浮き彫りになっています。

3. 先行する欧米での「アプリ疲れ」

欧米ではすでにマッチングアプリは斜陽期。トラブルや犯罪が増え、質の悪いユーザーだけが残り、登録者数が激減している

日本は数年遅れで欧米のトレンドを追う傾向があります。

「日本もいずれ、犯罪やトラブルの温床となり、ユーザー離れが起きるのではないか」という懸念の声は、
決して無視できない警鐘と言えるでしょう。

4. 規制と教育の必要性

ゲーム内広告などで未成年がアプリの存在に触れることへの懸念や
「嘘つきを見抜く力を養うことが大人として必要」という自己責任論も多く見られました。

「直接会ってから相手を見抜く力が必要」という意見は、
デジタルの出会い全盛の今だからこそ、心に刻むべき教訓です。

私たちが「賢く」出会うために

マッチングアプリは、間違いなく出会いの可能性を広げた画期的なツールです。
しかし、そこは「性善説」だけでは生き残れない場所でもあります。

もしあなたが今、アプリを利用している、あるいはこれから利用しようとしているなら
以下のポイントを心に留めておいてください。

  1. プロフィールを鵜呑みにしない
    • 年収、独身証明、写真はいくらでも加工・詐称できます。
  2. 「違和感」を無視しない
    • 自宅を教えない、土日は連絡がつかない、やたらと夜に会いたがる。
      これらは既婚者の典型的なサインです。
  3. 証明書の提出を確認する
    • 独身証明書の提出が必須のアプリを選ぶのも一つの自衛策です。

便利なツールに使われるのではなく、ツールを賢く使いこなす。

それが、現代の婚活において最も必要なスキルなのかもしれません。

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