【NVIDIA(エヌビディア)決算】純利益94%増!圧倒的躍進の要因と今後の動向、次に狙うべき関連銘柄とは?

雑記


米半導体大手エヌビディア(NVIDIA)が発表した2025年11月~2026年1月期の四半期決算は、
市場の予想を遥かに超える驚異的な数字を叩き出しました。

純利益は前年同期比94%増の約429億6,000万ドル(約6兆7000億円)
売上高は73%増の681億2700万ドルとなり、いずれも過去最高を更新しています。

AIブームの過熱感を警戒する声もある中、なぜNVIDIAはこれほどの快進撃を続けられるのでしょうか。
そして、この強気相場はいつまで続くのか、投資家として次にどこへ目を向けるべきなのでしょうか。

本記事では、最新の決算データと市場のリアルな声を基に
NVIDIA躍進の要因と今後の動向について5つのポイントで詳しく解説します。

最後までお読みいただくことで、AIブームの「次」を見据えた投資戦略が見えてくるはずです。

1. 【躍進の要因】AI需要を独占する圧倒的な利益率と市場支配力

NVIDIA躍進の最大の要因は、インテルやAMDといった競合他社の追随を許さない
圧倒的な市場支配力とそれに伴う驚異的な利益率にあります。

現在の生成AI開発やデータセンターの構築において、NVIDIAが提供するGPU(画像処理半導体)は不可欠なインフラとなっています。

ハードウェアの性能はもちろんのこと、「CUDA」と呼ばれる開発ソフトウェア環境において長年築き上げたエコシステムが強固であり、他社製品への乗り換えが極めて困難な状況を作り出しているからです。


今回の決算結果を見ると、売上高約681億ドルに対して純利益が約430億ドルという、製造業としては常軌を逸した高い利益率を誇っています。

市場関係者や投資家の間でも「価格をいくらに設定しても飛ぶように売れる強烈な需要がある」と驚嘆の声が上がっています。

ライバル不在の環境下において、NVIDIAは自らがプライシングパワー(価格決定権)を完全に掌握しており
これがそのまま莫大な利益へと直結しているのです。

つまり、「NVIDIAのGPUでなければAI開発の最前線に立てない」という絶対的な需要とブランド力こそが、現在の同社の途方もない躍進を支える根幹の要因と言えます。

2. 【今後の動向①】ソフトウェアの技術革新がもたらす更なる需要拡大

今後のNVIDIAの動向として、ソフトウェア側の技術革新が進むことで、GPUの需要は減少するどころか、さらに裾野を広げて加速していくと予想されます。

一般的に「ソフトウェアが進化して少ない計算量で処理できるようになれば、ハードウェア(GPU)の需要は減るのではないか」と考えられがちですが、AI業界においては逆の現象が起こります。

処理効率が上がることで、これまでAIを導入できなかった分野での活用が進み全く新しい市場が開拓されるからです。


例えば、効率化が進むことで、スマートフォンやパソコン単体で高度なAIを動かす「ローカルAI(エッジAI)」の普及が一気に進みます。

また、企業は浮いたリソースを使って、よりパラメータ数の多い超巨大なAIモデルの開発に着手するでしょう。

ネット上でも「より少ない計算で処理できるようになれば、利用量が減るどころか、ローカルAIなどに裾野が広がり需要は加速する」という鋭い指摘が見られます。

中国などが格安の高性能GPUを市場に投入し、シェアを奪いに来るまでは、この「技術革新が新たな需要を生む」という好循環により、NVIDIAの快進撃はしばらく続くと見て間違いないでしょう。

3. 【今後の動向②】死角はどこにある?消費電力問題とAI投資への懸念

一方で、NVIDIAの今後の成長に対する死角やリスクとして、「膨大な消費電力問題」と「AI投資の費用対効果に対する市場の疑念」が挙げられます。

GPUの性能が向上するのに比例して、消費電力も爆発的に増加しています。

また、企業が競ってAI関連のハードウェアに巨額の投資を行っていますが、それがいつ、どれだけの利益を生み出すのかというビジネスモデルの確立が、まだ多くの企業で明確になっていないからです。


NVIDIAの最新GPUは、1基で数百ワットを消費するモデルが当たり前となっており、ユーザーからは「ワットパフォーマンスをもっと向上させてほしい」という切実な声も上がっています。

さらに市場全体を見渡すと、「猫も杓子もAI投資に励んでいるが、それがどの程度利益をもたらすのかはまだ五里霧中である」という冷静な見方も広がりつつあります。

業績の良さが出尽くし感となり、高値追いのリスクが意識され始めているのも事実です。

AIという技術が本当に莫大な利益を生むのかという「収益化の壁」と、ハードウェアを稼働させるための「電力の壁」。
この2つの課題をクリアできるかどうかが、NVIDIAの今後の株価推移を左右する重要なターニングポイントとなります。

4. 【今後の動向③】データセンター建設ラッシュと電力不足のリアル

前述の消費電力問題は、今後データセンターの在り方に劇的な変化をもたらし、社会全体の電力インフラに対する強烈な負荷となっていきます。

生成AIを稼働させるためのAIデータセンターは、従来のデータセンターとは比較にならないほどの電力を消費します。

高度な計算を休みなく行うGPU群を冷却するためのシステムにも莫大な電力が必要となるため、国家レベルでのエネルギー確保が急務となっているからです。


驚くべきことに、来年にはAIデータセンターの1ラック(サーバーを収める棚)あたりの消費電力が1MW(メガワット)に達するという試算があります。

さらに、現在計画されている一つの大型データセンターの施設電力は1GW(ギガワット)規模になることもあり
これは日本の標準的な原子力発電所1基分に相当する途方もない電力です。

AIの進化は、もはやITの枠を超えて、巨大なエネルギー産業の問題へと変貌を遂げています。

AIの頭脳であるNVIDIAのGPUが世界中に配備されるということは、同時にそれを動かすための莫大な電力をいかにして生み出し、供給するかという物理的な課題に直面することを意味しています。

5. 【投資戦略】NVIDIAの次はここ!日本の「インフラ関連銘柄」に注目

NVIDIAの株価にすでに天井感が意識されている現在、投資家が次に注目すべきは、日本の「電力インフラに関わる関連企業」です。

日本は現在、地理的な好条件や円安によるコストメリットを背景に、世界中のIT巨人たちからデータセンターの建設ラッシュの舞台として選ばれています。

この膨大な電力需要に応えるためには、日本国内の発電設備、送電網、変電設備などの根底的なインフラの大規模な増強が絶対に欠かせないからです。


NVIDIAの株や半導体製造装置関連の銘柄は、すでに将来の成長を織り込んで極めて高いバリュエーション(株価評価)となっています。

しかし、データセンターを実際に稼働させるために必要な「発電所を作る企業」「超高圧の送電線を敷設する企業」「大容量の変圧器を製造する重電メーカー」といったインフラ関連企業は、これからのAIブームの実需を直接受けるポジションにありながら、まだ投資の旨味が残されている可能性があります。

「ゴールドラッシュで最も儲かったのは、金を探した人ではなく、ツルハシやジーンズを売った人である」という有名な投資格言があります。
NVIDIAという強力なツルハシが行き渡った今、次はそのツルハシを動かすための「電力インフラ(発電・送電・変電)」に関わる日本の企業群へ資金を向けることが、理にかなった次世代のAI投資戦略と言えるでしょう。

まとめ

NVIDIAの2025年11月〜2026年1月期決算は、AI需要の底堅さと同社の圧倒的な市場支配力を改めて証明しました。

ソフトウェアの技術革新によりAIの裾野が広がることで、GPUの需要は今後も中長期的に継続する可能性が高いです。

一方で、消費電力の爆発的な増加と、企業のAI投資に対する収益化の不透明感という懸念材料も存在します。
特に「電力」はAI社会における最大のボトルネックとなるでしょう。

NVIDIAの株価が歴史的な高値圏にある中、投資の視点を一段広げてみてはいかがでしょうか。
日本国内で加速するデータセンター建設ラッシュを支える「発電・送電・変電などのインフラ関連銘柄」の動向をリサーチしてみることをお勧めします。

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