日本アニメ界を代表する名優、池田昌子さんが旅立たれました。
その気高く、慈愛に満ちた「声」は、世代を超えて私たちの心に深く刻まれています。
彼女が歩んだ軌跡と、命を吹き込んだキャラクターたちを振り返ります。
声優・池田昌子さん死去
— オリコンニュース (@oricon) March 13, 2026
「銀河鉄道999」メーテル役
【報告全文】https://t.co/GRk6bjBNxk
「銀河鉄道999」メーテル、「エースをねらえ!」竜崎麗香、オードリー・ヘプバーンの吹き替え、ゲーム「FF XIV」ハイデリン役、特撮ではウルトラの母の声も。「綾鷹」CMやテレビ番組のナレーションも多数。 pic.twitter.com/bWBEQLhtiN
アニメ史に輝く不滅の聖母、メーテル
松本零士氏が描く神秘的な美女に、池田さんは単なる「美声」以上の深みを与えました。
鉄郎を導く母親のような慈愛、時折見せる少女のような儚さ、そして宿命を背負った女性の強さ。
彼女の声がなければ、メーテルはこれほどまでに「永遠の憧れ」として成立しなかったかもしれません。
多くの少年たちが彼女の声に導かれ、大人への階段を上っていきました。
『銀河鉄道999』最終回を観る。
— まきしろう (@kyoto_kaimasu) March 14, 2026
映画版のラストの方が洗練されてはいるが、幸せだった昔を思い、鉄郎の前で母の死に涙を流す、人間的なメーテルの姿が万感胸に迫る。
これからもメーテル(池田昌子)とともにあらんことを。 pic.twitter.com/XL0s70JnDb
オードリー・ヘプバーンの「気品」を日本語に
- 『ローマの休日』のアン王女
- 『ティファニーで朝食を』のホリー
- 『マイ・フェア・レディ』のイライザ
オードリーの持つ類まれなる気品と、内側から溢れ出すチャーミングな魅力を、池田さんは完璧な日本語へと翻訳しました。
「上品であること」が技術ではなく、その人の生き方から滲み出るものであることを、池田さんの吹き替えは教えてくれました。
それは何か奇跡に立ち会っているような。リチャード・ドレイファス最高のフィックス=樋浦勉さん(決してジョン・マクレーンではない)。ゲイリー・クーパー=小川真司さん。「オールウェイズ」の池田オードリーは僕の未だ公開されない作品にそのイメージを落とし込んで…。池田昌子さん、永遠に✨ pic.twitter.com/vfWtSbW16J
— 佐藤闘介「地球の長いお別れ The Longest Goodbye」 (@makotosuke0708) March 13, 2026
記憶に残る数々の名キャラクター
池田昌子さん、安らかに💐
— まゆー (@degu_mayu) March 13, 2026
「メーテルは本当に難しい。まだまだ私は未完成なのです」とおっしゃっていたこと忘れません。#池田昌子 #RIP pic.twitter.com/bgmDKQ8Uje
- 「エースをねらえ!」お蝶夫人(竜崎麗香)
- 高校生離れしたプライドと孤独、そしてライバルを認める器の大きさ。
厳格さの中に優しさが同居する、まさに「女王」の声でした。
- 高校生離れしたプライドと孤独、そしてライバルを認める器の大きさ。
- 「ニルスのふしぎな旅」ニルスの母
- メーテルとは一味違う、包容力のある日本のお母さんを演じ、作品に温かみを添えました。
- 「HUNTER×HUNTER(第2作)」ツボネ
- ゾルディック家に仕える老執事として、威厳とプロフェッショナリズムを感じさせる力強い演技を披露しました。
「ニルスの不思議な旅」
— たけうた (@takenouta) January 2, 2020
ニルス・・・小山茉美
モルテン・・・安原義人
おとうさん・・・津嘉山正種
おかあさん・・・池田昌子
洋画吹き替えファン垂涎キャスト(*´▽`*)
TVアニメ・旧エースをねらえ!で
— 美智 (@oH5xOjJXMbyd6hu) March 13, 2026
池田昌子氏の演じられたお蝶婦人に出会ったのは
中学生の時でした。
絵も声も全然高校生には見えなかったけど
気品あるその声と演技力に魅入りました
そして銀河鉄道999のメーテル
他の作品でも映画の吹き替えでも
本当に唯一無二の美声の演者でした pic.twitter.com/0Hhqm0GDVW
時代を繋ぐ、池田昌子という「文化」
テレビ黎明期の生放送劇から始まり、深夜アニメ、そして近年の劇場用アニメに至るまで、常にトップランナーであり続けました。
彼女が演じた役柄に共通しているのは、「孤独を知る者の優しさ」です。
ただ優しいだけでなく、その背景にある痛みや覚悟を感じさせる演技は、人生の酸いも甘いも噛み分けた彼女自身の人間性から滲み出ていたのかもしれません。
また、池田さんは「言葉の美しさ」を何よりも大切にされていました。
日本語のイントネーション、言葉の語尾に至るまで、その丁寧な仕事ぶりは、現在の「声優」という職業が確立される土台を築いたといっても過言ではありません。
彼女が守り抜いた「日本語の響き」は、ひとつの文化そのものでした。
そのプロフェッショナルな姿勢は、共演した若手声優たちにとって生きた教科書となっていました。
アフレコ現場での彼女の立ち振る舞いは、常に静かで美しく、それでいて圧倒的な存在感を放っていたといいます。
池田昌子さんが…
— 滝沢ロコ (@rokotaki) March 13, 2026
まだ新人の頃、外画の全盛期とも言える時期に、スタジオで本当にお世話になった先輩です
あの頃は、先輩方に囲まれた中で、震えながらマイクに入れていただくような厳しい時代でしたが、まこさんはいつもお優しかった…
まこさん、ありがとうございました
まこさん…
池田昌子さん
— 水落幸子(みずおち ゆきこ)⭐️声優🎙️/栄養士/FP/1級ラジオ体操指導士/ジェロントロジスト (@yukimiz) March 13, 2026
心から尊敬する憧れの大先輩です
芝居だけではなく その立ち居振る舞いから品性があふれ出ていらしてて 誰もが魅了される本当に素晴らしい大先輩でした
池田さんが主演された映画のリメイク版の収録でご一緒させていただいたあの瞬間が私の宝ものです
心から ありがとうございました
「声」に宿る品格と、受け継がれる意志
池田さんの声には、常に一本の筋が通った「品格」がありました。それは、言葉を丁寧に扱い、役の心に深く寄り添う真摯な姿勢から生まれるものです。
現代の声優界においても、池田さんを目標に掲げる役者は少なくありません。
彼女が演じたキャラクターたちは、作品が続く限り、そして私たちの記憶がある限り、これからも銀河を旅し続けることでしょう。
池田昌子さん、素敵な声を、夢を、本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします。



池田昌子さんの代名詞といえば、やはり『銀河鉄道999』のメーテルでしょう。