2026年4月から導入される自転車の「青切符(交通反則通告制度)」は、これまで自動車に適用されていた仕組みとほぼ同じです。
青切符を放置した場合
「反則金」という行政処分から「罰金」という刑事処分へとフェーズが切り替わっていきます。
青切符を放置し続けると最終的にどうなるか?
5つの段階に分けて解説します。

第1段階:仮納付の期限切れ(違反当日〜8日間)

- 反則金納付期限
- 青切符を切られた翌日から起算して7日間以内。
- 状況
- この期間内に銀行や郵便局で支払えば、そこで全て終了です。
前科もつきません。
※ほとんどの方はこの段階で反則金を支払いますが、
中には支払いに応じないケースも出てくることが予想されます。
- この期間内に銀行や郵便局で支払えば、そこで全て終了です。
- 放置すると
- 「支払う意思がない」とみなされ、次のステップへ進みます。
第2段階:通告書と本納付書の送付(約1ヶ月後〜)

- 変化
- 本来の反則金に加えて、送付費用(800円〜1,000円程度)が上乗せされます。
- 期限
- 通告を受けた翌日から10日間以内。
- 放置すると
- 督促状が届くこともありますが、これを無視し続けると
「交通反則通告制度」の枠組みから外れます。
- 督促状が届くこともありますが、これを無視し続けると
第3段階:刑事手続きへの移行(書類送検)

- 状況
- 警察から検察庁へ事件が引き継がれます(いわゆる書類送検)。
- 呼び出し
- 検察庁や警察から「出頭要請」の連絡が来ます。
取り調べを受け、供述調書が作成されます。
- 検察庁や警察から「出頭要請」の連絡が来ます。
第4段階:起訴と略式裁判

- 状況
- 多くの場合は「略式裁判」となり、法廷には出ませんが、書面審査で判決が出ます。
- 罰金の確定
- 反則金ではなく「罰金」としての支払いが命じられます。
例えば「ながらスマホ」なら最大10万円以下、「信号無視」なら最大5万円以下の罰金といった刑事罰になります。
- 反則金ではなく「罰金」としての支払いが命じられます。
MEMO
自動車の青切符(反則金制度)における統計では、検察に送致された後の不起訴率は非常に高い状態が続いています。
理由としては、『微罪である』や『「うっかり忘れていた」程度の人を、いきなり前科者にするのは厳しすぎる』等です。
不起訴になると罰金の支払いも生じません。
しかし、これを「逃げ得」と捉えるのは危険です。
数%のケースでは、悪質な無視や危険運転を理由に起訴され前科がつく現実があるほか、罪の重さに関わらず出頭要請を拒否し続ければ、逃亡の恐れがあるとみなされ「通常逮捕」されるリスクが常につきまとうからです。
第5段階:最終的な結末(前科と強制執行)
- 前科がつく
- 「罰金」は刑事罰なので、一生消えない「前科」として記録に残ります。
- 強制執行
- 罰金も支払わない場合、財産(給与や預貯金)が差し押さえられます。
- 労役場留置
- 差し押さえる財産もない場合は、刑務所に併設された「労役場」に収容され、罰金の額に達するまで作業に従事することになります(1日5,000円換算が一般的です)。
注意点:逮捕の可能性
「青切符くらいで逮捕されないだろう」と思うかもしれませんが、度重なる出頭要請を無視し続けた場合は「逃亡の恐れあり」と判断され、警察が自宅に来て通常逮捕されるケースも実際にあります。
2026年4月以降、自転車でも「青切符」をもらってしまったら、第1段階の「仮納付」期間内に済ませるのが最も負担が少なくて済みます。
自転車のルールと反則金が気になる方はこちらへ。
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現場で警察官から青切符と仮納付書を渡されます。
(自転車で違反を起こし検挙された)