「1ヶ月で13キロ痩せました」
20代の頃、私はこの「結果」だけを追い求めていました。
鏡に映る自分を少しでも早く変えたくて、今振り返ればゾッとするような食生活を送っていたんです。
でも、当時の私はそれが「努力」だと信じて疑いませんでした。
今回は、私がかつて行った極端なダイエットを栄養学の視点で徹底解剖し、なぜそれがいけなかったのか
そして今なら選ぶ「本当の正解」を私自身の言葉でお話しします。
私が20代で挑んだ「極限メニュー」の正体
- 朝
- 抜き(コーヒーのみ)
- 昼
- おにぎり1個
- 夜
- 鶏ささみ100g、納豆1パック
でも、体の中では何が起きていたのでしょうか?
1. 脳と体が「飢餓警報」を鳴らしていた

成人の基礎代謝は約1,200kcal。
対してこのメニューは、計算するとわずか400kcal程度です。
体は「このままだと死ぬ!」と判断し、脂肪を燃やす前に、エネルギー効率の悪い「筋肉」を真っ先に分解して燃料にしていました。
13キロ減のうち、多くは脂肪ではなく筋肉と水分だったのです。
2. 足りないものだらけの栄養バランス

この食事で致命的に欠けていたのは「微量栄養素」です。
- 鉄分・亜鉛不足
- 立ちくらみがひどくなり、髪はパサパサに。
- 良質な脂質の欠如
- ホルモンバランスが乱れ、肌のツヤが消えました。
- 食物繊維不足
- 腸内環境が悪化し、常に体が重く感じていました。


私は1ヶ月後、食生活を徐々に元に戻していきましたが
体重の減少はしばらく止まらなかったので
体の中で何らかの異変が起きていたのでしょう。
ダイエットは「スキンケア」と同じ?ボロボロの土台に高級品は効かない
かつての私がやった「13キロ減」というダイエットは、いわば「強力なピーリングで無理やり一晩で肌をツルツルにしようとする」ようなものでした。
その瞬間は綺麗に見えるかもしれませんが、肌のバリア機能(代謝)はズタズタ。
結果、その後はどんなに高い美容液を塗っても浸透せず、以前よりひどい肌荒れ(リバウンド)を招いてしまいます。
最近話題の「にしたんクリニック」などの美容医療も、結局は「本人の基礎体力や細胞の健やかさ」があってこそ効果を発揮します。
土台が枯れ果てた砂漠のような状態では、どんな魔法も長くは続きません。
本当の「美しさ」への近道は、強引なケアではなく、「内側からの潤い(栄養)」を毎日コツコツ積み上げることに他ならないのです。
今の私が提案する「一生モノ」の食事術
1. 朝食こそが「痩せスイッチ」
かつての私は朝を抜いていましたが、今は「朝にタンパク質」を摂る重要性を痛感しています。
- メニュー例
- 玄米、具だくさんの味噌汁、卵焼き、焼き魚

朝は忙しいので、完璧にとはいきませんが、今では抜くことはありません。
手軽にタンパク質がとれる商品も売られているので
それらで補うのも有効です。
2. 「まごわやさしい」を味方につける

おにぎりやささみといった「点」の食事ではなく
豆・ごま・海藻・野菜・魚・きのこ・いもをバランスよく摂る「面」の食事へ。
これにより、代謝に必要なビタミン・ミネラルが回り出します。
3. 糖質は「敵」ではなく「ガソリン」
おにぎり1個で我慢するのではなく、玄米やもち麦など、食物繊維の多い炭水化物を適量摂る。
これがリバウンドを防ぐ最大の秘訣です。
最後に:数字よりも「未来の自分」を愛して
13キロ痩せたあの時、私は確かに痩せましたが、心は常にイライラし、体はボロボロでした。
今の私は、当時ほど劇的な変化は求めません。
でも、「食べて、動いて、寝る」という当たり前のサイクルの中で、健康的に引き締まった体でいることに、何よりの価値を感じています。
急がなくて大丈夫。
あなたの体は、あなたが食べたものでできています。
未来の自分が「あの時、ちゃんと食べてくれてありがとう」と言ってくれるような選択をしていきましょう。



当時の私の食事は、今思えば「絶食」に近いものでした。