みなさん、こんにちは。
日常生活で欠かすことのできない身近な乗り物、「エレベーター」。
自宅のマンションやオフィスビル、商業施設などで、毎日何気なく使っている方も多いと思います。
しかし、もし突然エレベーターが停止して、見知らぬ人と一緒に狭い機内に閉じ込められてしまったら、、
あなたは冷静に行動できる自信がありますか?
実は先日、東京スカイツリーで大規模なエレベーターのトラブルが発生し、大きなニュースとなりました。
この事件は決して私たちにとって他人事ではありません。
いつ自分が同じような状況に巻き込まれるか分からないのが、エレベーターのトラブルの恐ろしいところです。
今回は、この東京スカイツリーでの閉じ込め事故を振り返りつつ、日本エレベーター協会が推奨する
「エレベーター停止時の“正しい対応」について、分かりやすく解説していきたいと思います。
いざという時に自分や大切な人の身を守るため、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
衝撃の事件!東京スカイツリーで20人が6時間閉じ込め
日本を代表する観光名所であり、連日多くの人で賑わう東京スカイツリーにおいて、エレベーター2基が突然停止するという事故が発生しました。
驚くべきことに、そのうちの1基では、乗客20人がなんと6時間近くにわたって密室内に閉じ込められるという非常に過酷な事態に陥ったのです。
想像してみてください。
地上はるか高くの狭い空間で、いつ再び動き出すか分からない不安の中、20人もの乗客が6時間も過ごさなければならない状況を、、、
考えただけでもゾッとしてしまいますよね。
幸いなことに、今回緊急停止したエレベーターの中には、水や携帯トイレ、ブランケットといった最低限の防災備蓄品が備えられていたそうです。
しかし、トラブルの影響でエレベーター内のインターホンは繋がらず、外部との唯一の連絡手段は乗客が持っていた「携帯電話のみ」だったといいます。
万が一、誰も携帯電話を持っていなかったらと思うと、さらに恐ろしい事態になっていたかもしれません。
もしもの時、どう動く?エレベーター停止時の“正しい対応”
一般社団法人 日本エレベーター協会では、
万が一のトラブルに備えて、以下のような3つの対応を推奨しています。
①「揺れを感じたら、行先階のボタンをすべて押す」
地震などの揺れを感じた際、一番やってはいけないのはパニックになることです。
まずは落ち着いて、操作盤にある「行先階のボタンをすべて(全階)」押してください。
そして、エレベーターが最初に停止した階で速やかに降りましょう。
最近のエレベーターには地震管制運転装置がついており、自動的に最寄り階で停止する仕組みになっていることが多いですが、自分の身を守るための第一歩として、「揺れたらボタン全押し」をしっかりと覚えておきましょう。
②「外部との連絡手段を直ちに確保する」
万が一、扉が開かずに閉じ込められてしまった場合は、無理に扉をこじ開けようとしたり、天井の脱出口から出ようとしたりしてはいけません(非常に危険であり、かえって大事故に繋がります)。
まずはエレベーター内に設置されているインターホン(非常呼び出しボタン)を長く押し、管理会社など外部とのやり取りを試みてください。
今回のスカイツリーの事故のようにインターホンが機能しない場合は、手持ちの携帯電話やスマートフォンで助けを呼びましょう。
最近のエレベーターは電波対策がされており、携帯電話の電波が届くことが多くなっています。
警察や消防、またはエレベーター内に掲示されている保守会社の緊急連絡先に電話をかけてください。
③「窒息の心配はなし!落ち着いて救助を待つ」
エレベーターの中に長時間閉じ込められると、「このままでは空気がなくなって窒息してしまうのではないか?」と不安になり、パニックを起こしてしまう方が少なくありません。
しかし、ご安心ください。エレベーターの構造は完全な気密状態ではなく、十分な通気性が保たれるように設計されています。
そのため、中に何時間いようと酸欠や窒息の心配はありません。
大声を上げたり暴れたりすると、かえって体力を消耗し、精神的な疲労も蓄積してしまいます。
救助が来るまでは、深呼吸をして心を落ち着かせ、体力を温存しながら静かに待つことが何よりも大切です。
普段からの備えと心構えが「命」を救う
エレベーターの閉じ込め事故は、地震だけでなく停電や機械の故障などにより、いつどこで起こるか予測できません。だからこそ、日頃からの心構えが重要になってきます。
例えば、ゴミ出しやちょっと近所のコンビニに出かける際でも、「エレベーターに乗るならスマートフォンだけは必ずポケットに入れていく」という習慣をつけるだけで、いざという時の安心感は全く違います。
また、エレベーターに乗ったら、無意識のうちに行先階のボタンだけでなく、非常用インターホンの位置や、緊急連絡先がどこに書かれているかをサッと目で確認するクセをつけておくこともおすすめです。
さらに、ビルの管理者やマンションの管理組合の方々には、エレベーター内への「防災キャビネット(簡易トイレや飲料水、防寒具などが入った箱)」の設置を強くおすすめします。
今回のスカイツリーの事例でも、この「最低限の備え」があったからこそ、乗客は極限のストレス下でもパニックを最小限に抑え、6時間という長丁場を耐え抜くことができたのではないでしょうか。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
エレベーターは私たちの生活を豊かにしてくれる非常に便利な乗り物ですが、「密室である」というリスクを常に抱えています。
・揺れを感じたらボタン全押しで最寄り階で降りる
・閉じ込められたらインターホンかスマホで連絡する
・窒息の心配はないので、体力を温存して落ち着いて待つ
この3つの鉄則を頭の片隅に入れておくだけで、いざという時の行動が全く変わってくるはずです。
ぜひこの記事をご家族やご友人とシェアして、みんなでエレベーターの正しい安全対策について話し合ってみてくださいね!備えあれば憂いなし、です。



まずは、2月22日に発生した東京スカイツリーでのトラブルについて振り返ってみましょう。