「どうしても仕事に行きたくない」「辞めたいと上司に言い出せない」。
そんな深刻な悩みを抱える労働者から注目を集める「退職代行サービス」。
先日、話題となっていた「モームリ」が営業再開を発表しました。
本記事では、最新のニュース概要を整理するとともに、退職代行サービスの必要性や、利用するメリット・デメリットについて、ネットのリアルな声を交えながら解説します。
退職代行「モームリ」が営業再開を発表!事件の経緯と現状
同社は今年2月、当時の代表らが弁護士法違反などの疑いで逮捕されたことを受け
新規申し込みや無料相談の受付を一時停止していました。
その後、4月1日付で代表取締役が谷本慎二氏から浜田優花氏へと交代し
新体制でのサービス再開に至っています。
アルバトロス側は今回の件について、「紹介料の受領に関して起訴されたものであり、現時点において、退職代行モームリのサービス自体に関する司法判断が示されたわけではない」と発表しています。
しかし、東京商工リサーチが今年4月に実施した企業向けアンケート調査では、厳しい現実も浮き彫りになっています。
弁護士や労働組合以外のいわゆる「民間業者」から退職代行の連絡があった場合、約3割(30.4%)の企業が「非弁行為(弁護士資格を持たない者が報酬を得て法律事務を行うこと)が含まれる可能性があり、取り合わない」と回答しています。
民間の退職代行サービスの利用には、依然として不透明なリスクが残っているのが現状です。
なぜ今求められる?退職代行サービスの必要性
本来、民法上は退職の意思を伝えれば、原則として一定期間後に退職できると定められています。
しかし、実際の職場環境ではスムーズにいかないケースが後を絶ちません。
- 慢性的な人手不足により、強引な引き留めに遭う
- 上司の高圧的な態度(パワハラ)が怖くて、辞めたいと言い出せない
- 退職を伝えた途端に嫌がらせや冷遇を受ける
このような「自力ではどうにもならないブラックな労働環境」において、労働者の心身を守るための緊急避難的な手段として、退職代行サービスは現代社会において確かな必要性を持っていると言えます。
退職代行サービスを利用するメリット(良い点)
- 精神的なストレスからの解放
- 一番のハードルである「上司に退職の意思を伝える」という重圧から解放されます。
業者が間に入ることで、会社の人と直接やり取りせずに退職手続きを進められるため、精神的な疲弊を防ぐことができます。
- 一番のハードルである「上司に退職の意思を伝える」という重圧から解放されます。
- 即日対応で出社せずに済む
- 多くのサービスでは、依頼したその日から会社に行かなくて済むよう手配してくれます。
有給休暇の消化を組み合わせることで、実質的に「即日退職」のような形をとることが可能です。
- 多くのサービスでは、依頼したその日から会社に行かなくて済むよう手配してくれます。
- 不当な引き留めやハラスメントの回避
- 退職を申し出た後の執拗な引き留めや、怒鳴られるといった不当なハラスメントを受けるリスクを未然に防ぐことができます。
注意すべき!退職代行のデメリット(悪い点)とネットの声
1. 法的な交渉力がない(民間業者の場合)
【ネットの声】①
代行は代理と違って法的な手続きは何もできません。
ただの伝令です。会社側に受け付けられないと言われても反論できず、トラブルになっても何もできない。
結局本人が手続きすることになれば無駄金です。
【解説】
弁護士資格を持たない民間業者は、あくまで「退職の意思を伝達する」ことしかできません。
未払い残業代の請求や、有給消化の交渉、退職金の交渉などを企業側に行うと「非弁行為」となり違法です。
前述のデータ通り、約3割の企業が民間業者の連絡に応じないリスクがあるため、確実に退職・交渉をしたい場合は、労働組合や弁護士が運営するサービスを選ぶ必要があります。
2. 再就職(転職)への悪影響のリスク
【ネットの声】②
再就職の際に前職に問い合わせされて、退職代行を使ったことがバレたら「同じことをされるかも」と信用ならない人物と評価される。再就職には不利に働くでしょう。
【解説】
近年、中途採用において前職での勤務態度や退職理由を調査する「リファレンスチェック」を行う企業が増えています。
退職代行を利用して強引に辞めた事実が伝われば、「コミュニケーション能力に難がある」「トラブルを起こしやすい」とネガティブな評価を受け、選考で不利になるリスクはゼロではありません。
3. 社会的なモラルや信用の問題
【ネットの声】③
辞める時は自分の口で伝えるのが社会人としてのケジメってもんです。
モームリが再開したけど、利益追求だけでなく、辞めた後の社会復帰の実績を出して信用を取り戻してほしい。
【解説】
円満退職を目指すのであれば、自分自身で直接伝えるのがビジネスの基本と考える層は依然として多く存在します。
また、サービス運営側に対しても、単に退職させるだけでなく、その後の労働者のキャリア支援など、社会的責任を求める声も上がっています。
失敗しない退職代行の選び方とまとめ
退職代行「モームリ」の営業再開は、退職できずに苦しんでいる方にとって選択肢が一つ復活したことを意味します。
精神的に追い詰められ、どうしても自力で退職できない深刻な状況下では、退職代行は非常に心強いサービスです。
しかし、利用には「非弁行為のリスク」や「再就職への影響」などのデメリットも伴います。
利用を検討する際は、以下のポイントを押さえて慎重に選びましょう。
- 民間業者
- 費用は安いが、交渉は一切できない(会社と揉めるリスクが低い場合向け)。
- 労働組合
- 団体交渉権を持ち、有給消化などの交渉が可能。
- 弁護士
- 費用は高めだが、未払い残業代の請求や損害賠償請求など、あらゆる法的トラブルに対応可能。
ご自身の置かれた状況に最も適したサービスを見極め
次のステップへ進むための有効な手段として活用してください。




株式会社アルバトロスが運営する退職代行サービス「モームリ」が
4月23日に営業再開を発表しました。